ライブアップデートアシスタンス
ライブアップデートアシスタンスは、GitLabプロフェッショナルサービスの付帯サービスとして提供されます。
お客様が実施するGitLabのアップデート作業をサポートするために、クリエーションラインのGitLabスペシャリストがオンラインで立ち会います。
必要なチケット数
ライブアップデートアシスタンスを利用するには、ご購入いただいたチケットを消費します。
GitLabは毎月22日に新しいバージョンがリリースされます。
消費するチケット数はアップデートするGitLabの月次リリース回数毎に2枚です。これは、GitLabをまとめてバージョンアップするほどトラブルが発生する可能性が高く、ライブアップデートアシスタンスの担当者に高いスキルが必要なためです。
以下は、消費チケット数の例です。
パターン | 現行Ver | 対象Ver | 月次リリース回数 | 消費チケット数 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
(A) | 14.9.x | 14.10.x | 1 | 2 | パッチバージョンのリリースはカウントしない |
(B) | 14.10.x | 15.0.x | 1 | 2 | 「14.10」の次の月次リリースは「15.0」 |
(C) | 14.9.x | 15.0.x | 2 | 4 | 「14.10」と「15.0」で2回とカウント |
(D) | 14.9.0 | 14.9.3 | 1 | 2 | 同一マイナーバージョンでのアップデートは1回とカウント |
対象インストール方法
ライブアップデートアシスタンスを提供しているのは、下記のインストール方法のみとなります。
Helm chart、Operator、またはSourceでインストールされている場合は、ライブアップデートアシスタンスの対象外となりますので、ご注意ください。
また、下記のような構成の場合もライブアップデートアシスタンスの対象外となりますので、ご注意ください。
- 2000ユーザーリファレンスアーキテクチャのようなマルチノード構成
- GitLab同梱のMattermostを利用している
実施希望スケジュールをいつまでに連絡すればよいですか?
お客様の GitLab アップデート作業を適切にサポートするためにも、スケジュールの連絡は早ければ早いほど良いです。 実施希望日の 2 週間前までに日程を確定する必要がありますので、遅くとも 1 ヶ月前を目安にご連絡をいただきますようお願いいたします。
また、対応可能日時は、平日 7 時〜 21 時の間で 1 時間となります。この時間内に開始 / 完了できるようにスケジュールしてください。
ライブアップデートアシスタンスをスケジュールするには、どのような情報が必要ですか?
まず、対象の GitLab サーバでのアップデート計画に関して サポートの範囲外 に該当する内容がないことを確認してください。
次に、お客様をサポートするために必要な情報を全て提供してください。最低限、以下の情報が必要です:
- アップデート計画
- ロールバック計画
- 構成図
- お客様の連絡先 (メールアドレス希望)
- アップデート実施日時
- 追加の関連情報 (例: 当社のステージング環境でこのアップデートをシミュレートして問題がないことを確認済みです)
アップデート/ロールバック計画においてカスタムスクリプトを使用することはできますか?
カスタムスクリプトの使用は可能ですが、スクリプト自体が実行可能かどうかを判断するためにレビューをすることはできません。一般的に、アップデートの実施方法については、GitLab 社のアップデートに関するドキュメントが唯一の正統な情報源です。
アップデート中にカスタムスクリプトを実行して問題が発生した場合、サポートからのアドバイスは、ロールバック計画を利用することになります。カスタムスクリプトの使用中に問題が発生した場合には、サポートは今後のアップデートを試みる際に、ドキュメントに記載されている手順に従うことを推奨しています。
ライブアップデートアシスタンスを依頼するにはどうすればよいですか?
クリエーションライン サポートポータル でチケットを作成してください。このときに必要な情報は全て提供していただきますようお願いいたします。
ライブアップデートアシスタンスとは具体的にどんなサービスですか?
ライブアップデートアシスタンスは、オンラインミーティング形式で実施いたします。 まずは、アップデートの最初の 30 分間で、アップデートを成功させるための準備をサポートします。
- アップデートに関するサポートチケットを確認します
- アップデート計画を再確認します
- 計画通りにいかない場合のロールバック計画があることを確認します
アップデート実施中は画面共有をしていただき、共有された画面を見ながら監視いたします。 問題が発生した場合は必要に応じて通話に参加し、トラブルシューティングを行うためのやりとりをさせていただきます。
アップデートが完了し、アップデート後の正常性確認が完了したら、オンラインミーティング形式での対応は完了となります。 完了後はサポートチケットに更新情報を必ず書いてください。
アップデートに予想以上に時間がかかり、担当エンジニアのシフトが終了しようとしている場合は、担当エンジニアが対応できなくなったことを通知します。 それ以降にサポートが必要な場合は、サポートチケットにてトラブルシューティングを依頼してください (翌営業日以降の対応になります)。
GitLab のどのバージョン間でのアップデートをサポートしますか?
サポートに関する説明書にあるように、私たちは 現在のメジャーバージョンと以前の 2 つのメジャーバージョンをサポートしています。 GitLab のサポートが終了したバージョンからアップデートする場合は、ライブアップデートアシスタンスを利用できない場合があります。 このような場合は、クリエーションライン営業担当者 に連絡してオプションを検討してください。
2 週間前までにスケジュールできなかった場合はどうなりますか? 日本語サポートは受けられますか?
日本語サポートの一環として、サポートチケットでの対応が可能です。 サポートチケットを発行する際には、実施したアップデート計画など、できるだけ多くの情報を提供してください。
場合によっては、ロールバック計画を実施し、アップデートのスケジュールを後日に変更することが最善の方法であることにご注意ください。